2011年9月21日水曜日

Kindle 3 見てきた

今更かよっ! とツッこまれそうですが、昨日、近所の携帯電話屋でKindle3実機を初めて見ました。ついでに、iPad2も初めて見た。

Kindle3実機を見て最も感動したのは【白地の美しさ】だった。よくKindle3のレビューで「紙に書かれているようだ」と紹介されている理由が非常に良くわかった。 Kindle3(e-ink pearl)は白地(文字ではない部分)が白くて超綺麗、しかし、文字は真っ黒ではなく灰色っぽい。StoryHDは文字は黒く美しいのだけど、白地が真っ白ではなく「紙に書かれているようだ」とは思えなく、わら半紙+インク? とか、 くすんだ壁に漆黒文字、、って感じ。
Kindle3はコントラスト調整で黒の濃さを調整できるようですけど、story HDの黒には及ばないと思われる。

私の感じた印象を図にすると、こんなかな。
(Kindle3の解像度を表現するために、ワザと低解像度で書いたものを拡大してます)


なので、Kindle3の表示を知っている人が、StoryHDの高解像度、高精細を理解せずにパッと見の比較したら、白領域が美しい故に 「Kindle3のがキレイ」 って評価すると思われます。story hdの黒文字はクッキリ、ハッキリなんだけどね。起動画面のロゴ表示とかスクリーンセーバ画面の黒部分がスゴいんだってば。

Kindle3はイギリスではグラファイト(いわゆるグレー)モデルのみのか販売ですけど、本体色が「ブラック」ではなく「グラファイト」なのは、ブラックだと画面文字の色がブラックと言えるほどの黒ではないのが気になるからかな? とか思いました。 真っ黒筐体を見ながら灰色文字を読んでたら「この筐体のように漆黒文字ならいいのに・・」て、私は感じそう。 てか、単純に低コストなだけとか。

e-ink pearlの白の美しさを理解したので、もし、Sony Reader PRS-T1を買うとしたら画面の白色美の強調と、SONYロゴが目立ちにくいかもでホワイトモデルが欲しいなぁ。

Kindle4(Kindle3の後継機の電子ペーパー機の意味) がどういうもので登場するかわからないけど、Kindle3をタッチパネル化してe-ink pearl SVGAのままだったら、SonyRederのが私はいいな。 PDF作成時に利用できる解像度が多いから。

しかし、KindleもReaderも、ページ数表示やら、電池残量やら、タイトルなどのステータス行を読書中に常時強制表示されるは嫌なんだよな。 小さい画面を、できるだけ有効に利用すべく余白カットとかして頑張っても、自炊画像zipや、青空テキスト作っても、紙の本にはない邪魔モノを強制的に見せつけられるのは不満。
英文とかね、横書きの文章を左上から右下に向かって読んでいく人は、『Page xx of xxx』 とか常時表示されてても気にならないだろうけど、日本語の縦書き文章を右上から左下に向かって、目を上下上下させながら読むと、『Page xx of xxx』が常時表示されてたら違和感だって。

あと、Kindle3はPDF表示時に、短い行で終わってるページや、字下げスペースなどで、勝手に余白除去が働いて変な拡大をしてしまうらしい。 それを防ぐために、青空キンドルのPDFでは上下に線を描画してたり、chainLPでは角にドット描画、青Pでは「+」描画をしているそうで・・・。 

(google画像検索 で、 kindle 3 青空 と検索すると、詳しく説明されている方が見つかりますよ)

お世辞とかじゃなく、iriver story HDの、PDFもzip画像も一切ステータス表示のない、常時XGA全ドット全画面表示は、目障りない当たり前の自然な快適読書と思います。



デザインや操作性はどうかと言うと、、

まずは、本体色。
読書端末としては、読書に集中できることが大事なワケですけど、
読書中に目に見える色として(↑の写真見てね)

story HDは、約5色
・画面の白地+本体色のロゴ+アルファベット印刷色
・画面の黒文字
・本体色のオフホワイト(ベージュ?)
・本体色のブラウン+オレンジ文字印刷
・銀色バー
story HDは、オフホワイト+ブラウン系でナチュラル(自然)カラーとか、暖かみのある色合いなんだけど、、多色故にゴチャゴチャ感とか、キー部の自己主張強いつうか、銀色バーは色もだけど本体と違う素材で異色な感。 控えめなロゴは好感。


kindle3 グラファイトは、約2色
・画面の白地+ロゴ+キー印刷
・画面の黒文字と本体色



Kindle3は地味と言えばそうだけど、色彩や素材が統一されている分、読書に集中できる感じ。ロゴがもう少し控えめならいいかなと。 まぁ、超豊富な種類が出回っているケースで、ロゴを隠したり、布や皮触感にしたり、色合いもスキンシールとかで好みにカスタマイズし放題ですな。



操作性はというと、story HDの銀色バーは私は未だ苦手で特に左手持ち時のページ送りがやりにくい、アルファベットキーは細くて固くてまさに米粒を押す感じの痛い系。
Kindle3は 方向キーとenterキーが押しにくいのだけど、他のキーは指に優しいし、 両サイドのページ捲りキーは、左手持ち用、右手持ち用にも使い易くできている。

Kindle3は高解像度を必要とせず、英文読書する人にはamazonサービスから英書を入手しやすいし、英英辞書は使いやすいし、オプション英次郎も使えるし、英語読み上げもあるし、内蔵メモリ4GBだし、なによりサービス・サポートしっかりしてるし、んで、薄くて・軽くて・小さくて・安価だし・・・と、そりゃぁ、納得の名器で売れる訳だとわかりました。

Kindle4が、XGA以上解像度でe-ink・常時全画面表示可・ZIP対応・タッチパネルだったら、epub3対応なし、xmdf/dotbookなど日本語電子書籍読めなくても買っちゃうなぁ。



追記
日本語版キンドルも準備も進んでいるそうですね。日本語電子書籍はPDF形式での売りから始めるのだそう。 日本の場合は、普通の小説よりも、コミック・エロコミック・アダルト小説系のが電子コンテンツとしては売れるんだよね。appleが絶対参入しなさそうな日本エロ。
日本の電子書籍端末は、LIBRIEのBBEB形式と、ebookjapan形式は例外として、基本、xmdf、DotBook用ビューアーをその端末用に対応するところから始まって、んで、書店サービス始まると「xmdfとDotBookでン万冊ありますー」なんだよな。
PDF以外でのKindle4での日本語コンテンツフォーマットと、DRMはどうなるんかなぁ。
それより重要なのは値段か。 紙本同等か以下の販売価格は当然として、amazon、出版社、作者の利益分配でモメてそうですな。
ともかく、コミックも小説も日本人にはSVGA解像度は足らなすぎなんで、XGA以上で登場して欲しいね。

あと、パブリのビューアがDRM付専用ビューアになってしまったのは痛いとこだけど、海外からの日本語電子書籍購入は規制が緩くなったぽい。 だから、イギリスに在住の私も、日本語電子書籍をamazonから購入できるようになるかも! と期待なのです。