2012年4月22日日曜日

iriver Story K HD


iriver story HD(XGA) Wi-Fi BLACK KOREAN Model です。
http://product.iriver.co.kr/Product/ProductView.aspx?cid=12&itcode=361781#

ハングル文字入力を必用としない人にはキーボード部のハングル印刷が・・ですけど
ブラックモデル (正しくはダークグレイ)かっこいいですね。
過去のiriverの電子書籍リーダーのサポート状況からすると、韓国モデルはわりと頻繁にファームアップデートがあるのが羨ましいところ。

韓国の iriver store では 129000韓国ウォン (本日レートで9250円, US$113.39)
http://shop.iriver.co.kr/Product/ProductView.aspx?prdtCode=361781#



ebayにて、世界中どこでも送料無料でUS $165.99です。
(写真のFreeGiftはコンセントプラグ形状変換アダプタでしょうか)


















iriver StoryHD Basic 1.28 + Font MOD review

BASIC を 最新のFirmware 1.28 にして、先日紹介したFontModを適用してみたので改めて紹介。

重ね重ねですけど、FontModを作ってくださった方に本当に感謝。制作に2日間要したそうで、その労力もですけど、Hackできる可能性がわかっても、本体壊れる可能性もあるのに自分で人柱で試すってことが凄いし、それを無料で公開してくださるなんて、、、ありがたい。
私も何か人様のお役に立てることが出来ればイイのだけど・・そういう技術は全く無しなので、、StoryHDや電子書籍端末に興味ある日本人の方に、ちょっとでも役に立てれば、、、と、今日も記事書きます。


BASIC Ver1.28 EU です


まずは、この記事で紹介している機器、Firmware、MODについて説明。
本体はイギリス、ドイツなど欧州で販売されている 『Story HD BASIC』 です。
Firmware は 本日現在、公式でBASIC最新の 『1.28』 です。
日本語フォント入れ替えModは 『MeiryoUI』 のttfと、『小塚明朝』のotfです。

MeiryoUIフォントは Windows7 OS標準の C:\Windows\Fonts\meiryo.ttc を  BREAKTTC.EXE で TTFに分解したものです。 (BREAKTTCで4つのフォントが生成されるうちの、FONT02.TTF を iriverSD.ttf にリネームしました)

小塚明朝フォントはAdobePhotoshopCSのもの。
小塚フォントはAdobe市販製品でなくとも、旧バージョンのAcrobatReader8をお持ちであれば、
C:\Program Files\Adobe\Reader 8.0\Resource\CIDFont
C:\Program Files\Common Files\Adobe\Fonts
このあたりに、KozMinほにゃらら.otf というファイルがあり、それが小塚明朝のOpenTypeフォントです。
KozGoほにゃらら.otf は ゴシック体。
これらのファイルは、フォントが埋め込まれていない日本語PDFを表示する際に使われるフォントのようです。
なお、現行のAdobeReaderは実行ファイルかDLLの中にフォントが含まれているようで・・上述のようにOpenTypeフォントファイルのみを取り出すことができません(たぶん)。 Adobe製品に限らず、マニュアルがPDFで提供されていた古いWindowsソフトのCD-ROMの中に AcrobatReader8日本語版が入っているものをお持ちであれば簡単に無料入手できるかもしれません。
小塚フォントの利用許諾については、ちょっと調べたところ、「Acrobat(AdobeReader)でのPDF表示利用に限る」ということで、↑の写真の通り、StoryHDはAdobeReaderの公認ロゴ付機器だし・・、個人利用だし・・まぁ、OKだろうと判断しました。

小塚明朝フォントのotf を、日本語フォント入れ替えModの手順に従い、『AdobeHeitiStd-Regular.otf』 にリネームします。 ちなみに、"AdobeHeitiStd-Regular.otf" とは、どういうフォントなのか? と調べたところ、前述の 日本語の小塚明朝に相当するものが、中国語のそれであるということがわかりました。 AcrobatReader8中国語版は、中国語を表示するための、AdobeHeitiStd-Regular.otf  が付いており、PDF表示機器にも、そのフォントが同梱されて出荷されている・・ということなのでしょう。 中国語で利用する人には便利なフォントなのかな。


ファイル名表示、メニューフォントが MeiryoUIに変わった


StoryHD は Mod改造しなくとも、標準仕様で日本語の漢字かな混じりのファイル名表示ができるのは、全くそれができない、nook や、海外版SonyReader(たぶん)に比べたら日本人利用として大変便利です。しかし、フォントが中国フォントで汚い・・という気になる点がありました。

↑フォント入れ替えによって、綺麗な日本語文字になりました。
 MeiryoUIフォントは、WindowsUI用のフォントで文字幅が固定でないプロポーショナル(例えば、『く』と『ね』では文字幅が全然違う)のため、半角英数字、平仮名、カタカナ、漢字 など文字種によって同じ幅の中に表示できる文字数が可変となります。
半角英数小文字は39文字程度 (『i』 『j』 『l』 などが多いほど沢山表示できる・・)
全角平仮名のみは27文字程度、全角漢字のみでは最低でも21文字は表示できてますね。

[作者名] 作品名.拡張子

で書籍ファイルを管理している人も、これだけの文字数表示できれば結構使えるんじゃないでしょうか。
日本語TTF(TTC)フォントは年賀状ソフトとか、オフィス・ワープロ系ソフトに色々付属しているし、ネット上でもフリーのものが沢山公開されているのでので、個人利用の範囲で・・ということで、明朝・ゴシック・丸ゴシック・毛筆・手書き・ペン字など、好みのモノを楽しむとイイですね。

1行に、もっと沢山の文字数を表示させたいなら、、未確認ですが、武蔵システムの半角フォントを使うといいかも。UI全部が半角になるので、逆に見にくいかもしれませんが。

↑の画像のように、StoryHD Basic 1.28 は9行表示できます。 米国のStoryHD Wi-Fi 1.29 は GoogleBook仕様のため、8行表示です。

1) 『日本語フォントがないので 日本語ファイル名表示が全く出来ない』

2) 『日本語表示可なフォントが入ってるので、 一応日本語ファイル名表示可能』

3) 『自分の好みの日本語フォントで、美しい日本語ファイル名表示可能』 
NOOKなど、1)の電子書籍リーダー端末も市場にあるなかで、 iriver StoryHDは、今回の日本語フォント入替Modにより 2) → 3)になったワケです。 素晴らしい!

mod,hack,改造 と言っても、、他機種よりは全然簡単で敷居が低いですね。




フォント埋込なしのPDFでも美しい日本語表示ができるようになった


今までは、『日本語テキストファイルを美しい縦書き表示』で読むには、青空キンドルからのダウンロードや、ChainLPなどで日本語フォントが埋め込まれたPDFか、画像化したものを利用するだったワケですが、、

↑の画像、
最初の行は、青空文庫で公開されている ドグラ・マグラ の テキストファイルで 916KB
2~4行目は、青空キンドルにてフォント埋込でダウンロードしたPDFファイルで 2291-2676KB

そして、5行目が今回紹介したい、『青空文庫形式のテキストファイルをPDFに変換するツール、略して「青P」 Ver2.04』 の試用版にて フォント埋込なし出力したPDFファイルで 1013KB です。

ファイルサイズがオリジナルのテキストファイルと殆ど変わらないコンパクトサイズのPDFなのに、フォント入替Modにより、こういう表示ができるようになりました。

↓小塚明朝です。


↓拡大撮影 (画面保護フィルムですw)


↓太字の小塚明朝フォントを使うとこんな感じ
(個人的には、小塚明朝は横線が細すぎるのが気になるので常用には向かないと思ってる)


ということで、テキスト系のファイルを沢山読みたい人には、コンパクトファイルサイズで美しい日本語表示ができるようになった日本語フォント入替Mod、非常に嬉しいですね。

青P 試していただくとスグにわかると思いますが、フォントを埋め込まないので、テキスト→PDF変換が非常に高速です。

シェアウェアで、試用版には
・出力PDFの全てのページ四隅に「試用中」の文字が入る
・設定の保存ができない
・連続自動変換のツールが利用できない
という制限がありますが、それらを気にしない人なら結構使えます。
(ちなみに、フリーソフトの旧バージョンも公開されています)

私は海外在住でちょっとVectorへのシェアウェア支払いが困難なので、日本に帰ったら購入しますっ!

↑↑の画面例は、A4で余白を多めに出力し、StoryHDでPDF拡大表示してるので、「試用中」の文字が見えなくなってます。 ファイルリストの縮小プレビュー画像だとわかるかな。



電子ペーパーで読みやすいようにフォントを加工する方法


↑↑で書いた
個人的には、小塚明朝は横線が細すぎるのが気になるので常用には向かないと思ってる
を 自分の好みのフォントに加工してみます。

-- 漢字の横線を太くする変形 --
例えば漢数字の「一」「二」などの横線が細すぎて電子ペーパーでの表示時に擦れ表示で読みにくいっ、と思う人は試してほしい

OTEdit for Windows (武蔵システム)
http://www.musashi.or.tv/otedit.htm

を、インストールし、

メニュー → ファイル → 一括コピー

コピー元ファイルに加工したいOTFファイル名
コピー先ファイルに加工後のOTFファイル名

コピー先フォントの種類は、元ファイル名に"Pro"の文字が入っていればProを指定

コピー先を同じアセント・ディセント に チェック

変形「太さ変更」を選び 設定ボタンで 縦にチェック、変化量を8(適当)

ちなみに上述の"8"という数字は 8ドットいう意味ではない。 フォントデータは縦1000(または500)の網目で作られているので、その割合での8(1000なら0.8%?)ってことだと思う。
メニュー → フォント情報 → メトリクス の アセント値とディセント値の合計値 を 参照すべし

コピー文字コード 通常はコピー元、コピー先にチェック

コード種別は CID (またはUnicodeで)

で、出力されたOTFファイルダブルクリックで開いて、元フォントに比べてイイ感じのものができたら、
『AdobeHeitiStd-Regular.otf』 にリネームしStoryHDの hackフォルダにコピーで、、(略

コピー元の文字コード で 3041-31FF(たぶん?)を指定すれば、コピー元の平仮名・片仮名を、コピー先のotfに合成できます。例えば、平仮名・片仮名は丸ゴシック体で、漢字は明朝体 とか、、 漢字に対して平仮名・片仮名は文字幅高さの違う文字にしたいとか、自由にできますね。

↓変形 太さ変更 縦8 を 行った小塚明朝。
線が縦方向に太くなったので、より、黒く濃いハッキリ表示になりました。
 


↓最近のお気に入り 「2段組出力」   XGA解像度ってイイよねっ!


 ちなみに↑の2段組、 青P2.04 試用版の設定はこんな感です ↓
これで出力したものを StoryHDに転送して、2段階ズーム(拡大)すると↑になります。

好みのフォントに 好みの変形を施して 好みのフォントサイズ・行間・文字間で 心地良い読書どぞっ!

2012年4月21日土曜日

PRS-T1 無料レンタル お好きな電子書籍1冊付!


ソニーストア 銀座・名古屋・大阪 の店舗に行ける人のみが対象ですが・・
PRS-T1を 1週間無料で、しかも、お好きな電子書籍1冊付で、家でじっくり体験できるそうです。


http://store.sony.jp/Store/Info/Common/Reader_rental/index.html

電子ペーパーでの読書に興味あるけど良くわからないから購入に踏み切れない人、無料体験してみてはどうでしょうか? ReaderStoreで販売されている税込み1000円以内のお好きな書籍も一緒に1冊無料で貸してくれるそうですよ。

ReaderStore 書籍ランキング
http://ebookstore.sony.jp/ranking/book/


電子ペーパーは、超明るい店頭展示で見るのと、自分の家で見るのとでは、違った印象で見えますからね。

PRS-T1は軽いし、薄いし、小さいし、1週間レンタルだったら家以外の、通勤途中や社内の休憩時間、カフェ・居酒屋・・など、色んな環境で試せそうですね。  退屈な出張とか、4泊程度の国内・海外小旅行に、、とか?

私だったら・・・機械が苦手な、父・母・祖父・祖母に体験させてあげたいなぁ。

PRS-T1の日本語辞書内蔵が羨ましい。。 (と、思う海外在住野郎)

CS6にアップグレードできない Adobe Photoshop CS2


Adobe Photoshop の正規ユーザーですっ!
と言っても、2005年に発売された CS2 ですが・・・。

スキャン自炊画像の加工 とか このブログ用の画像加工にも使ってます。
とくに、アクション(Action 自動実行)が便利なんですよ、安いElementsとの決定的な差。


ご存じの方多いと思いますが、来月(?)発売予定の Photoshop CS6 の 全機能を無料でお試しできるベータ版が公開されており、「Photoshop CS6」 で検索すると、イイ! イイ~! すっげー! 的な褒めまくり、感動しまくりの熱いレビューがいっぱい。 Photoshop史上最大の賛辞で溢れております。

超高画質・解像度の一眼デジカメ&レンズが個人趣味でもワリと買いやすい時代に伴って、画像加工アプリ需要も増えているのでしょう。
キレイな写真を人に見せる手段として、以前は、インクジェットプリンターで、専用光沢フォトマット用紙、4800dpi、ピコリットル、7色インクで綺麗美しい、顔料インク・・  とかな単語をよく見かけましたけども、 最近は印刷なんぞせずに、写真1枚で11.2メガバイトなんてデカDataのままFlickrで簡単にネット公開できちまうのだから、、すげえ時代です。  印刷する必用ってほぼ無いしね、消耗品購入費用だの印刷時間だのプリントされたブツの保管場所とか考えると。写真好きには素晴らしすぎ製品のiPad3・・・。


で、本題。 タイトルの通り。
CS2ユーザーは現在最新版であるCS5、CS5.5には割安の優待アップグレードが可能だが、、CS6へは対象外だそうな。
CS2ユーザーが、CS6を安く買うには、CS6発売前に まず、CS5へ有料アップグレードし、その後CS5からCS6へまた有料アップグレードをやると、たぶん、25000円x2回で5万円! CS6の通常版が現行CS5と同価格の 99750円だとすると、安いのだけども・・・ 
どう、冷静に考えても5万円もムリだな、絵描き・写真趣味が全くない私には。


Windows8発売後のCorelPaintShopProか、フリーで使えるGIMPとか? に乗り換え検討せねば・・だな。


Adobe Photoshop CS6 パブリックベータ提供開始
http://www.adobe.com/jp/joc/photoshop/photoshop/ps6beta/

Adobe 次期バージョンからのアップグレードポリシー変更について
http://www.adobe.com/jp/support/upgrade_policy/
>CS3 ならびにCS4 ユーザー様用CS6 アップグレード版を、CS6 のリリース時点から、2012 年12 月31 日まで提供いたします。なお、2013 年1 月1 日以降は、CS5 またはCS5.5 を お持ちのお客様のみ、アップグレード価格でCS6 製品をご購入いただけるようになります。
CS4の人は12月31日までに限りアップグレード可能らしい

iriver Story HD "CPU" and "DISPLAY"


> StoryHDにはGPUは搭載されてないのですか?
> StoryHDで漫画を読むとバッテリー無くなるの早くないですか?

> StoryHDは E-Ink ではないのですか?

という質問を頂きました。

私はiriverの人ではないので・・「私が思うに」で返答させて頂きます。

iriver StoryHD には、i.MX508という、CPU機能を含む統合チップセットが使われています。 その中に OpenVG1.1 をサポートしたGPU(hardware accelerator)も含まれます。
OpenVG1.1 の VG は Vector Graphic の略です。ベクタグラフィックとは、点、線、塗りつぶしなどの描画情報から画像を生成するため、拡大しても滑らかな描画ができるグラフィック描画でTrueType, OpenTypeなどのフォント描画、ファイル形式だとEPS,AI,SVGなどです。フォントを埋め込んだPDFもベクタグラフィックです。ベクタグラフィック描画には複雑な演算を伴いますが、OpenVG1.1 のGPU利用で高速描画されるようです。
JPG,PNG,BMP,GIF,TIFのようなビットマップ(ラスタ)グラフィック(ベクタグラフィックでないもの)はCPU演算で描画・拡大・縮小・デコードされていると思います。

StoryHDでは txt,フォント埋め込みを含むテキスト系epub,pdf の電子ブック書籍は高速処理かつ電力消費も少ない(低負荷)GPU描画され、 ZIP-JPG,ZIP-PNGなどのビットマップや、画像埋め込みPDF(要するに自炊コミック、自炊スキャン小説)の表示ではCPU処理が多くなるためバッテリ消費も多くなると思われます。 SDカードからの読み出しは内蔵RAMのみの利用よりバッテリ消費大となりそうです。


青空キンドルや、ChainLPで出力したフォント埋め込みPDF閲覧では、i.MX508ではない旧世代機に比べて明らかに高速描画を体感できますし、バッテリの減り加減もzip-pngに比べると緩やかです。

StoryHDに限らずKindleや、SonyReader、KOBO、NOOK も同様で、基本的には欧文テキスト系の電子書籍リーダーです。コミック等の画像閲覧も可能ですが、それを主目的とした機器ではありません。


i.MX508: Multimedia Applications Processor
http://www.freescale.com/webapp/sps/site/prod_summary.jsp?code=i.MX508

integrated hardware Electronic Paper Display (EPD) Controller certified by E Ink® to drive the latest and next generation Pearl™ panels.

i.MX508 には E-Ink社公認の Pearlパネル駆動制御回路を内蔵しています。

↓ iriver StoryHD の表示部は E-Ink の Pearl Active Matrix Display です。

http://e-ink.com/customer_showcase_iriver_storyhd.html


E Ink Active Matrix display を 搭載した電子ペーパー機
http://e-ink.com/customer_showcase_eReaders.html


↓例えば・・・、コレ。 『i.MX515 』は同じ800Mhz の Cortex-A8 CPU搭載ですが、動画・静止画のGPU機能も内蔵しています。ビットマップ画像閲覧用途には i.MX508より適してそうです。こんなようなCPU、チップセットを搭載した高解像度サクサク動作の電子ペーパーのコミックビューアーが安価で発売されたら欲しいです。が、しかし、515は電子ペーパー用途に特化のチップではないので、別途電子ペーパーコントロールチップなどが必用となるからコストも高くなり、チップセットの搭載数が増える分電力消費も多くなるだろうし・・。

i.MX515: Applications Processor
http://www.freescale.com/webapp/sps/site/prod_summary.jsp?code=i.MX515
800 MHz ARM Cortex-A8 CPU
OpenGL ES 2.0 and OpenVG 1.1 hardware accelerators
High quality hardware video de-interlacing
Image and video resize, inversion, and rotation hardware



※※※※※※※※※※※※※※※※※※
GPU搭載の有無に関わらず、最近の電子ペーパー機なら、初期のLibrieなどから比べたらJPG描画の速度、システム全体の速度、表示コントラスト、長時間動作・・・など、色んな点で高性能になり、かつ、安価になってます。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※

2012年4月15日日曜日

iriver Story HD と 読書スタンド

昨年、「燃えないゴミ置き場」というか、「リサイクル品回収所」の前で拾ったもの。
イギリスの100円ショップ各所で売られている iPadスタンドだとわかりました。
ちゃちだけど、角度可変自由、素材的に滑りにくくなってます。

ごろ寝読書・・は快適なんだけど、快適すぎて、すぐに寝てしまう。。
そんな、私のような人には椅子と机で勉強的なマジ読書、スタンド利用っていいかもしれません。

本体を手で持つ必用がない、詳しく言うと、読みやすい角度を維持したまま手で持ち続ける必用がない。

ヒジ付いてアゴ支えて、ハナほじりながら・・・ゆるゆる読書とか、
左手だろうが、右手だろうがコーヒーカップ持ちながら、スナック菓子食いながら。
途中、便所行って帰ってきても、角度維持で待ち構えてる・・・当たり前か。

机と椅子じゃなくて、ソファー読書のときも、腹の上にクッション置いて、その上にスタンド+本体も意外と快適ですよ。 StoryHDは軽いですけど、支える必用ない、角度維持の必用ない、ページ送り用に指を添えておくだけ みたいな。

直接手持ちだとやりにくい、「銀色バーを使わない」カーソルキーでのページ送りが、やりやすくなります。

本体を横向きで読書するときも便利ですよ。 横向き利用でごろ寝読書で角度維持してくれるし。



しかーし、こういう使い方で画面を見ていると、ノートPC的に、

「なんでワイアレスマウスでページ送りできないの??」

って、きっと思うはずw


↓本来、iPad1用のスタンドなので黒が目立ってしょうがない。
だから、黒フレームの上にStoryHD乗せて、黒が視界で目立たないように使う。
StoryHD利用はケース併用しないと、枠が広すぎてダメなんです。
買うなら、Kindle3用の読書スタンド探すのが賢いかも。
とりあえず、なら、ハリガネハンガー で自作できそうですね・・


エロ小説で右手忙しくなるときとか・・・w












amazon Kindle DX 見て、高解像度機について思ったこと


近所の中古ガジェットショップ Cex に KindleDXがありました。初めて見ました!
KindleDXは米国のみの販売なので、米国からの輸入品が売却されたものかな。
1st Gen 初代機なので、高コントラストで画面書き換え早いPearlパネルではない。
中古価格£145 (約18600円)
写真のkoboは タッチの前機種 Wi-fi。 これも実機を初めて見たけど白コントラストが凄い!?


高解像度電子ペーパーには興味ある・・・・・けど・・・も、、

高解像度パネル搭載の新機種が発売されても、自分には使いこなせないかも・・と思いました。


例えば、KindleDXよりちょっと凄い UXGA (1200 x 1600 px) の電子ペーパー端末が発売されたら?
ということで、考えてみました。

1)自炊コミック・自炊小説がより鮮明に表示されるのは美しい、素晴らしい!

→ 当然ですね。 もし、Kindleのように、全画面表示できずに常時システム情報表示として利用される領域が存在するとしても、縦1400pxもあれば結構美しい描画ができるはず。  例えが乏しいですけど、鉄腕アトムのように台詞が小さい活字ものとか、ナニワ金融道の緻密手書きや背景のエロメッセージ なんかも、綺麗に表示できますね。


2)1冊当たりのファイルサイズ4倍!

→ UXGA(1200x1600 px)は、Kindle4などSVGA機(600x800)の4倍画素。大雑把に言うと、自炊コミックのファイルサイズが4倍になります。 SVGAでの自炊読書用作ったデータが、1冊20メガのものは80メガに、 1冊50メガのものは200メガバイトに。  端末にSDスロット搭載が必須か。 SDHCだったら32GBが上限。


3)表示処理の重さも4倍!

→端末は、 画像zip、もしくはJPEG画像が埋め込まれたPDFから1ページずつデータを取り出すわけです。1ページ当たりのファイルサイズも4倍です。UXGA端末が、SVGA機と同じCPU、チップだったら、、1ページのデータ取り出し時間4倍です。 PCから端末(またはSDカード)へ自炊データを転送する時間も4倍かかりますね。


4)CPU処理4倍重い!


・JPEG,PNG とは画像ファイル
・ZIP とは圧縮ファイル
は皆さん知っていると思いますが、より詳しく言うと、

・JPEG、PNGは 『画像データを圧縮保存したファイル』
・ZIPは、『複数の圧縮画像データファイルをまとめて、さらに圧縮格納もできるファイル』
です。

ZIPコミックを閲覧する際、読書端末は、zip圧縮されたファイルから、

JPEGファイルを取り出す →
JPEG圧縮を解凍(復調・デコード)して、UXGA端末用の表示画像を作る
(データがUXGA解像度でなければ拡大・縮小処理も)

という処理をするので、その処理時間がSVGA端末の4倍かかりそうです。

最近の一般的なPCでUXGAのJPEG画像を表示する際、ダブルクリックで殆ど待ち時間なしで表示されるのはCPUが高性能だからです。 デジカメでシャッターを押してすぐに撮影画像がJPEGで保存されるのは、そういう用途に設計した画像処理回路が内蔵されているからです。


5)バッテリ消費多くなる

→これは4倍にはなりませんが、電子ペーパーの書き換え画素が多い、読み込みデータ量が多い、表示画像生成のデータ処理量が多い  ということは、バッテリをそれだけ多く消費します。 前にも書きましたが、StoryHDのXGAパネルは、Kindle4のSVGAパネルよりバッテリ消費が多いはずです。それがUXGAになったら、2000mAバッテリを搭載していてもバッテリ切れによる充電頻度が多くなると思います。
画面サイズが大きければその分本体重量も増えるし、大容量バッテリ搭載したら、それも重量アップ。
電子ペーパーは表示を続けるだけ なら、電力を殆ど消費しないらしいですが、 CPU酷使、画面書き換えを頻繁に行ったらバッテリ消費しまくりです。



4倍だとしたら、SVGA機では 0.3秒 だったページ送りが 1.2秒 になるワケですね。 もちろん、それ以下かも、それ以上かもしれませんが。
「自炊スキャン小説を読む」 だけなら、ページ書き換えに多少時間かかっても、私個人的には許せるのです。 が、「自炊コミックを高解像度で読む」には、私個人的にはページ書き換え速度のサクサク感が必須であり、そのためには CPUというかGPU的チップを搭載してなければだし、次ページがパッと表示されるためには先読み&バックグランド処理が必用で、高解像度に耐えうる大容量メモリが必用で、前ページ画像にもサッと戻れるには、さらにメモリが必用であり・・・。
 
iPad2からiPad3の高解像度に伴って、バッテリ容量が7割増し、グラフィック描画チップ性能強化、内蔵RAMは512Mから1GB  と強化されているように、 UXGA電子ペーパー端末にも、高画素データを快適に扱うための回路設計の強化がなされないと、単に、「高画素のUXGAパネルを既存ハードにくっつけ た」だけでは、モッサリ遅すぎで快適読書できないと思います。 UXGA解像度ではない画像データを表示する際に、美しい拡大縮小処理(高品質双三次補間)やって欲しいと望むとGPUが必用だろうし。

そんなワケで・・
もし、高解像度パネルの電子ペーパーが発売されても、サクサク動作しないなら、私にはストレスで使いこなせないかなぁと思うのです。

【高解像度パネル・外部SDHCスロット(できればSDXC)・高速CPU・画像処理GPU・大容量RAM・大容量バッテリ・日本人的に使い易いファームウェア】

そんな電子ペーパー端末、販売価格いくらになるのでしょうか。
結局、iPad3だよな。。 となります。

液晶タブレットは電子ペーパーと違って、同じ画像を表示し続けるだけでもLCD画素点灯維持、バックライト等電力消費がありますけど、 GPU・CPUが高性能な分、表示画像生成のための電力・時間(燃費?)はイイのかもしれません。

サクサク感、これ重要ですよね。 同じ読書時間でも、iPad3ならサクサク表示できるから100ページ読める、しかし、高解像度電子ペーパーでは動作も表示もモッサリで50ページしか読めない・・では、困ります。。 コミック利用だと、電子ペーパーの白黒反転を見る頻度も多くなり・・。

読書端末と言うよりは、「画像ビューア端末」として設計されたものでないと、、私の用途では使いこなせないかな。

産経新聞アプリのように、紙面レイアウトの画像をじっくり時間かけて読みたい人とか、
逆に、携帯需要を考えずに、デスクトップの液晶ディスプレイ的な高画素電子ペーパーの外部モニタなら、厚さ、重さに拘らずに発熱するGPU付だとしても需要あるんじゃないかと。
でも、液晶タブレットより安くないと・・ダメか。 難しいすね。


イギリスのスキャンスナップS1500


いまさらスキャンスナップのネタってものアレなので、サラッとw

・新品価格 £337.74  イギリス税金VAT20%込み (約43400円)で、かなり高い
 (ちなみにamazon.co.jpでは 税込み35474円)
・AcrobatX BASIC (£298.86=38400円相当のソフトウェア)付属
・イギリス用とユーロ用のACケーブル付属
・中国製
・消耗品は日本より安い

以上